”音階を構成する各音を識別するために、音に名称をつけて音楽の学習に役立てようとする方法。”
こんな風に説明されてもイメージが湧かないですね。
具体的には、メロディーが書かれている楽譜を音名で歌う練習のことです。
(18世紀にフランス、ベルギーで発達した音楽の総合的な基礎教育)
現在ではイタリア音名による固定Do唱法(いわゆるドレミ)が一般的ですが、以前はドイツ音名や移動Do唱法(階名唱法)での練習もされていました。
ソルフェージュによって、音符の読み方・音の高低・リズムの学習を効率良くすることが出来ますので音楽を学ぶための入り口と言っても良いと思います。
言葉を覚え文字を学び物語を知るように、メロディーを覚え楽譜の読み方を学びどんな曲か分かるという訳です。
楽器を弾く、学ぶことがもう一つ敷居が高いと感じてらっしゃったらソルフェージュの楽譜を手に取り歌うことから始められてはいかがでしょう?
お奨めの楽譜をご紹介しますと、音楽の友社から出ている「子供のためのソルフェージュ1a」が初歩段階のお子さんには丁度良いと思います。
音域が1オクターブほどなのと、難しいリズムへのステップアップに無理が少ないです。
ピアノやキーボードなど鍵盤楽器をお持ちでしたら「才能を育てる子供のソルフェージュ」ー音楽の友社ーも良いでしょう。8~9歳ぐらいのお子さんが学校で習う音楽の知識があれば和音を弾きながらメロディーを歌うといったことが割と楽に出来るはずです。
少しレベルが高くても音楽性のあるものが良いと思われる方には「ダンノーゼルのソルフェージュ」ー音楽の友社ーがあります。
少し分厚いのですが・・・古典的なメロディーで美しい曲がたくさん集められています。
この楽譜は大人の方にもお奨めです。
最後にもう1冊「コンコーネ50」。
声楽を学ぶ方のための基礎練習曲集ですが、練習曲とは思えないほどの美しいメロディーばかりで、より本格的な音楽をきっと楽しめるはずと思います。(音域は広いのですが・・)
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